
このページでは、プロゲーマーやゲームプランナー、プログラマ、シナリオライターなど、ゲーム業界で活躍する職業をご紹介。仕事内容はもちろん、「こんな人にぴったり!」というポイントもまとめています。
気になる職業があれば、職種ごとの詳しいページもぜひチェックしてみてください。
プロゲーマーやeスポーツプレイヤーは、大会での活躍だけでなく、YouTubeやTwitchで配信するストリーマーとしても活躍の場があります。
そのほかにも、コーチやアナリスト、実況・解説など、選手を支える役割も大切です。それぞれの得意分野を活かして、ゲーム業界で自分らしい活躍ができる職業です。
プロゲーマーに向いているのは、勝ちたい気持ちを持ち、努力を継続できる人です。練習を積み重ねる集中力や、チームでのコミュニケーション力も重要です。常に変化するゲーム環境に柔軟に対応し、戦術を考えるのが好きな人は、より成長しやすいでしょう。
ゲームデバッガーは、ゲームに不具合がないかをチェックする仕事です。キャラクターの動きや画面の切り替わりなどを確認しながら、実際にプレイしておかしな動きを見つけます。
おかしな動作があれば、どうやって起きたかを記録して開発チームに報告。修正されたあともきちんと直っているかを確認し、安心して遊べるゲームづくりをサポートしています。
ゲームデバッガーに向いているのは、ゲームが好きで、根気強く細かい部分にも気づける人です。論理的に考え、文章で分かりやすく伝える力も大切です。
これらのスキルは経験を積むことで身につき、将来のキャリアアップにもつながります。
ゲームデザイナーの仕事は、「どんなゲームを作るか」を考える企画から始まります。市場やターゲットを分析し、アイデアを企画書にまとめてプレゼン。
企画が通れば、ルールや操作方法などを設計し、仕様書としてチームに共有します。多くの人と協力して進めるため、伝える力や調整力も大切な、やりがいのある仕事です。
ゲームデザイナーとして活躍するには、アイデアを考えることを楽しみ、日ごろから多様な作品に触れて発想を広げる姿勢が大切です。
そのうえで、チームと連携しながら計画を進める協調力や、自分の考えを的確に共有するコミュニケーション力を持っていると強みになります。そして、開発中のトラブルにも柔軟に対応し、最後までやり抜く粘り強さがあれば、この職種にぴったりと言えるでしょう。
ゲームディレクターは、企画段階から開発全体まで、全体の流れを見ながらチームをまとめていく仕事です。
それぞれのスタッフに合った役割を考えて仕事を振り分けたり、スケジュールを管理したり、困ったことがあればすぐに対応します。
ゲームディレクターに向いているのは、「こんなゲームを作りたい」という情熱を持ち、チームと協力しながら目標を追える人です。現場では意見をまとめる力や、柔軟な対応力、学び続ける姿勢が求められます。新しい技術やトレンドに興味を持ち、企画へ活かせる人は大きく成長できるでしょう。
ゲームプランナーは、自分のアイデアを“ゲーム”という形に変える、企画の中心を担う仕事です。どんなゲームが求められているかを調べ、世界観やルール、キャラクター設定などを企画書にまとめます。考えるだけでなく、それをチームに“伝える力”も重要です。
企画が決まったあとは、開発チームと連携して進行管理や調整を行い、仕様書などを使って認識を共有しながら制作を進めます。
アイデアがカタチになり、世の中に届く感動を味わえるのが、ゲームプランナーの大きな魅力です。
ゲームプランナーに向いているのは、まず「ゲームが好き」で探求心がある人です。自分のアイデアをチームにわかりやすく伝えるコミュニケーション力、意図や企画を論理的に説明できる思考力も重要になります。この3つの力をバランスよく持つ人は、現場でも大きく活躍できます。
ゲームプロデューサーは、ゲーム制作全体の計画と進行を管理する仕事です。企画を立ててチームの方針を決めたり、予算やスケジュールを調整したりと、関わるスタッフと協力してゲームを完成に導きます。完成後の販売戦略やプロモーションにも関わるなど、制作から世に出すまでを幅広くサポートする役割です。
ゲームプロデューサーに向いているのは、人と関わることが好きで、アイデアを形にするのが得意な人。チームで協力して何かを作り上げたいという思いを持っている人にもぴったりです。計画を立てたり、トラブルに対応したりと判断力が求められる仕事ですが、その分、大きな達成感を得られるのが魅力です。
ゲームプログラマは、キャラクターの動きや演出などゲームが正しく動くようにプログラムを書く仕事です。
開発には「ゲームエンジン」というツールを使いながら、仕様書に沿ってコードを実装。バグを直し、他の職種と連携してゲームを完成させていきます。
ゲームプログラマに向いている人は、ゲームが好きで、「どう動いているのか」を知りたくなる探究心がある人です。物事を論理的に考える力や、地道な作業にも粘り強く取り組める姿勢が求められます。
また、細かい部分に気づける注意力や問題を前向きに解決しようとする意識も、この仕事で活かされます。
シナリオライターは、ゲームのストーリーやキャラクター、世界の設定などを文章でつくりあげる仕事です。プレイヤーの選択によって物語が変わる“マルチエンディング”のように、さまざまな展開を想定しながら構成していきます。
企画やデザインなど他の担当者と連携しながら、チームで一つの世界観をつくりあげるのも大切な役割。アイデア次第で物語の印象が大きく変わるため、自分の発想がゲームの魅力を左右するやりがいある仕事です。
「物語を考えるのが好き」「自分の言葉で誰かの心を動かしたい」そんな想いがある人は、シナリオライターに向いています。
コツコツと書き続けられる集中力と何度でも書き直せる粘り強さがあるなら、それは大きな強みとなります。想像力と探求心を武器に、自分だけの世界を創り出したい人にぴったりの職業です。
ゲームグラフィックデザイナーは、キャラクターや背景、メニュー画面などをデザインし、プレイヤーが夢中になれる世界をつくる仕事です。
たとえば、魅力的なキャラクターの見た目や動き、ゲームの雰囲気を彩る背景やマップなど、様々なビジュアルを手がけ、ゲーム全体の体験をより楽しく、わかりやすくする役割を担っています。
イラストを描くのが好きで、色や形のバランスにこだわりを持てる人にぴったりです。ゲームの世界観を伝えるために、背景やキャラクターの細部まで丁寧に作り込む集中力と、誰でも使いやすいデザインを考えられる気配りが活かせます。
ストリーマーは、YouTubeやTwitchなどでゲームプレイを生配信し、視聴者とリアルタイムにやりとりしながら楽しませる仕事です。
プレイの腕前やトーク力を活かして、投げ銭や広告、スポンサー契約などで収益を得ることができ、人気次第では月に数百万円を稼ぐ人も。視聴者との信頼関係を築きながら、自分らしい配信スタイルでファンを増やしていく、エンタメ性とプロ意識が問われる職業です。
ゲームが好きなことはもちろん、自分の言葉でその面白さを伝えられる人や視聴者とのコミュニケーションを楽しめる人に向いています。企画力やトーク力、トラブルへの柔軟な対応力、さらにはSNSなどでの発信力も武器になります。
清潔感や自己管理も含め、日々進化する配信スキルを学びながら、自分らしい魅力を磨いていける人が活躍できる世界です。
サウンドクリエイターは、様々な音を創造し、デザインする仕事です。ゲームサウンド制作や映像作品サウンド制作などさまざまな分野に分かれています。
頭の中のイメージを具現化し、手掛けたBGMや効果音を作品に吹き込むことで、観る人やプレイヤーの感情を動かす瞬間は、大きな達成感と喜びを感じることができます。
サウンドクリエイターは、日常生活から音に対する探究心と好奇心を持つことが大切です。
その中で多くの音源を生み出す能力、ディレクターやアーティストたちとの連携を取るコミュニケーション能力が大切となります。
キャラクターデザイナーは、ゲーム、アニメ、映画、広告、ウェブサイト、商品など、様々なメディアで登場するキャラクターをデザインするクリエイターです。
絵が描けるだけではなく、キャラクターの特徴を理解し、それらを視覚的に表現する能力が求められます。
キャラクターデザイナーは、ものを正確に捉え、立体的に描くデッサン能力が大切になります。他にもキャラクターの性格や感情、作品の雰囲気に合わせて描く表現豊かな線や色への柔軟性も求められます。
CGデザイナーは2D/3Dで視覚表現をつくる仕事です。ゲームや映像、広告、建築、VR/ARで資産制作から質感・光の設計まで担当します。呼称は企業で異なりますが、求められる能力は職業情報に整理され、近年はリアルタイム技術の活用も進んでいます。
CGデザイナーに向いているのは、ゲームや映像が好きで根気強く細部まで気を配れる人です。論理的に考え、文章で分かりやすく意図を伝える力も評価されます。これらの資質は経験を積むことで磨かれ、将来のキャリアアップにもつながります。
イラストレーターは、クライアントの要望に応じたイラストを制作し、さまざまな媒体でビジュアル表現を行う専門職です。例えば、ゲームのキャラクターや背景、アイテムなどのデザインを行います。
イラストレーターは、絵を描く事や絵に対する情熱を持つことが重要です。スキルは後からいくらでも磨けますが、根本的な「好き」という気持ちがなければ、地道な努力や技術習得は難しくなります。
大好きなゲームにプロとしてどう関わっていきたいかによって、学ぶべきことも、環境も変わります。
ここでは、職種別におすすめの学校を紹介しています。
日本電子専門学校
年2回更新されるオリジナル教材で、現在のゲーム業界で使われている技術を学習。プロと同じ環境で開発を学び、未経験から即戦力のプログラマを目指せます。
授業では年間10作品以上のゲームを制作。1年次から手を動かして制作を経験し、スキル習得とともに就活時のポートフォリオも充実します。
HAL東京
スクウェア・エニックスの時田貴司氏など、企画のプロが直接指導するゼミを開講。
現場で活きるアイデアの引き出し方や企画書作成の能力が身につきます。
有名ゲーム会社と連携し、実際にゲーム制作をする実習あり。実在の企業との制作経験で、企画力を実践レベルまで鍛えます。
日本工学院専門学校
デッサンの授業で基礎画力をしっかりと養いつつ、CG技術だけでなく、ゲームエンジンの操作を学習し、ゲーム開発ツールとの連携を実践的に学べます。
ただのデザイン学習だけでなく、「CGクリエイター検定」資格の取得を支援。スキルを証明する民間資格で、就職にも有利です。