このページでは、ゲーム専門学校で取得できる代表的な資格を職種別に紹介します。自身が目指している職種では、どんな資格が取れるのかぜひチェックしてみてください。
この試験は、経済産業省が認定している国家資格で、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などの種類があります。
プログラマーにとって必要な基礎や応用力がしっかり問われる試験で、合格率も28.5%程度(※)と高くないので、合格すれば「実力がある人」と企業からも高く評価されます。実務経験が少ない学生でも、この資格があることで自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。
この試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が行っている民間資格で、C言語を使ったプログラミングスキルを測るものです。
レベルは1級から3級まであり、自分のレベルに合わせて受けられるのがポイント。C言語はゲーム開発でもよく使われているので、基礎力の強化にもぴったりな資格です。
サーティファイが行っている資格で、Javaのスキルを証明するための試験です。1級〜3級までのレベルがあり、実際の開発現場でも活用できるスキルが問われます。
Javaは今でも多くのゲームやアプリで使われているので、この資格を持っていれば、「開発力がある」と企業に伝わるでしょう。新しい技術の理解にもつながるので、キャリアアップを目指す人にもおすすめです。
ゲーム業界でデザイナーとして働くには、デザインの理論だけじゃなく、実際のツールを使った技術もしっかり身につけておくことが大切です。
資格を取ることで、自分のスキルや知識を証明できるようになり、就職のときにも「技術力がある」と判断されやすくなります。ここでは、ゲーム専門学校で取得できる主な資格を紹介します。
CG-ARTS協会が主催しているこの資格では、2Dと3DのCG技術を学べます。ベーシック(基礎)とエキスパート(上級)に分かれているので、自分の習熟度に合わせてチャレンジできるのもポイント。
キャラデザインや背景づくりなど、映像表現の基本からしっかり学べるので、就職活動時にも大きな武器になります。
こちらもCG-ARTS協会の試験で、CGを使ったソフトウェアやシステムの開発スキルを問われます。ベーシックとエキスパートの2段階があり、CG技術を開発サイドで使いこなす能力が求められます。
これに合格すれば、プログラミングとデザイン、両方に強い人材だと証明できるので、即戦力として注目されるでしょう。
色の理論や、どうやって実際のデザインに活かすかを学ぶ資格です。1級〜3級、UC級まであり、自分のレベルに合わせて勉強できます。
色彩感覚はゲームのビジュアルを印象的にするうえでとても大切。資格を持っていると、作品のクオリティが高くなるだけでなく、企業からの信頼感もアップします。
この試験では、実際に使える数学の知識や計算力が問われます。3Dモデリングなどでは、数字的なセンスが必要になる場面も多く、論理的な思考力を証明するのにぴったりです。
数学の知識は、デザインにおける正確なレイアウトや構図の構築に役立ち、資格取得により学問的裏付けがあることを企業に示すことができます。
資格を持っていることは、就職活動の際に「基礎的なスキルがある」ことを証明しやすく、多少なりともアドバンテージになります。
ただし、ゲーム業界では資格よりも実務レベルのスキルや実績が重視されます。たとえば、プログラミング言語の習熟度や3DCGソフトでのモデル制作スキルなど、実践的な能力が重要です。
そのため、資格の勉強と並行して、各種ソフトウェアやツールを使いこなせるようになると良いでしょう。ゲーム専門学校では、ハイスペックPCやモーションキャプチャ、音響機材などを自由に使える環境が整っているので、積極的に使用することが上達への近道です。
ゲーム開発の現場では、“何ができるのか”“どんな作品を作れるのか”といった実績面が非常に重要視されます。そのため、就職活動を見据えたうえでも、在学中からこまめにポートフォリオを整備しておくのがおすすめです。
たとえばプログラム志望なら、組んだコードの概要や制作したゲームのスクリーンショット、グラフィック志望ならキャラクターデザインや背景画のプロセス、CGで作成した3Dモデルなどをまとめると、面接時に大きなアピール材料になります。作品制作の苦労した点や改善策を言語化して添えると、より高い評価につながるでしょう。
大好きなゲームにプロとしてどう関わっていきたいかによって、学ぶべきことも、環境も変わります。
ここでは、職種別におすすめの学校を紹介しています。

日本電子専門学校
年2回更新されるオリジナル教材で、現在のゲーム業界で使われている技術を学習。プロと同じ環境で開発を学び、未経験から即戦力のプログラマを目指せます。
授業では年間10作品以上のゲームを制作。1年次から手を動かして制作を経験し、スキル習得とともに就活時のポートフォリオも充実します。

HAL東京
スクウェア・エニックスの時田貴司氏など、企画のプロが直接指導するゼミを開講。
現場で活きるアイデアの引き出し方や企画書作成の能力が身につきます。
有名ゲーム会社と連携し、実際にゲーム制作をする実習あり。実在の企業との制作経験で、企画力を実践レベルまで鍛えます。

日本工学院専門学校
デッサンの授業で基礎画力をしっかりと養いつつ、CG技術だけでなく、ゲームエンジンの操作を学習し、ゲーム開発ツールとの連携を実践的に学べます。
ただのデザイン学習だけでなく、「CGクリエイター検定」資格の取得を支援。スキルを証明する民間資格で、就職にも有利です。