プロゲーマー・eスポーツプレイヤーになるには?と情報収集している高校生必見。具体的な仕事内容から必要なスキル、専門学校の特徴など、将来の進路選びに役立つ情報を分かりやすく解説します。
いわゆる“プロ選手”という立ち位置で、世界規模で開催される賞金付き大会やプロリーグに参加し、チームや個人で優勝を狙います。
たとえば『フォートナイト』や『League of Legends(LoL)』などのビッグタイトルで活躍すれば、数千万円から数億円規模の賞金を得るチャンスも。日々の練習量はプロスポーツ選手さながらで、ゲームごとに異なる操作スキル・チームワーク・戦略を徹底的に研究し続ける必要があります。
近年注目されているのが、YouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームで“魅せる”活動をするストリーマーです。プロチームや企業との契約がなくても、配信の面白さや個性・戦略解説のわかりやすさなどが評価されます。
動画の広告収入、企業のスポンサー契約、グッズ販売などから安定して収入を得られることも多く、試合で優勝するだけが稼ぎ方ではない点が大きな特徴です。
競技者としてのトップレベルの実績がなくとも、プレイを分析する力やわかりやすく伝えるスキルがあれば、プロチームのコーチやアナリスト、イベントや大会での解説者・実況者として活躍できます。
最近は、プロチームのコーチや、小学生向けのeスポーツ教室、大会運営側の視点でイベントを盛り上げる役割は需要が増えており、コミュニケーション力・企画力・語学力など多角的なスキルが評価されやすいです。
ゲーム業界には、企画を考えるプランナー、プログラムを組むエンジニア、キャラクターを描くデザイナー、音で世界観を演出するサウンドクリエイターなど、さまざまな職種が存在します。どの職種にも魅力があり、向き不向きや興味の方向性によって選ぶ進路も変わってきます。
「まだ自分に何が向いているかわからない…」という方も心配はいりません。興味を広げながら、自分に合った道をじっくり見つけていきましょう。
当メディアでは、目指す職種に合わせて、東京のゲーム専門学校を職種別に紹介しています。まずは、自分が興味のある仕事や学びたいことを明確にし、自分に合った学校を見つけていきましょう。
まずは自分が極めたいゲームジャンル(FPS、MOBA、格闘ゲームなど)を選び、競技シーンが活発なタイトルを選びます。次に、eスポーツ学科を持つ専門学校を調べ、オープンキャンパスで授業や設備、講師陣をチェックしましょう。
在学中は実践的な授業や大会出場を通じて、技術・知識を育成。トライアウトやスカウトに繋がるチャンスもあります。また、TwitchやYouTubeなどでの配信活動もプロへの近道となっています。早めの行動が成功の鍵です。
学校選びでは、スクリムや対外大会の参加機会、コーチのレビュー頻度、アナリストによるVOD解析、配信ブースや240Hzモニター・高速回線などの設備、プロチーム連携やトライアウト支援の有無を確認すると、実戦力の伸びが早まります。
ディレクターには、企画力に加えて、進行管理・品質管理・リスク管理・数値設計(KPI/運用指標)の基礎が求められます。課題/進行の可視化にJira、仕様共有にConfluenceやスライド、バージョン管理にPerforceやGit、検証や意思決定のためのUnity/Unrealの理解があると強みになります。
学校ではチーム練習やスクリム、コーチのレビューが受けられます。独学の場合もコミュニティ大会やオンラインリーグで実戦経験を積み、VODレビューで改善を回します。国内外の大会配信・講演は最新メタの学びに有効です。
プレイヤーは試合の遂行と結果で価値を示し、運営(チームのGM/マネージャーや大会主催)は体制・契約・露出を最適化します。コーチやアナリストは戦術と振り返りを支援します。役割を分け、KPI(成績・視聴・発信)を共有すると連携がうまく回ります。
参照元:日本オンラインゲーム協会 JOGAガイドライン(https://japanonlinegame.org/joga_guideline/joga-guideline/)
カリキュラムや演習は年度で変わることがあります。オープンキャンパスでは、チーム制作・進行管理演習・企画評価の有無を確認してみてください。
業務範囲や求める姿勢の理解に役立ちます。年度で内容が変わるため、最新の募集要項を確認してください。
バンタンゲームアカデミーは、プロゲーマーを目指すための技術だけでなく、イベント運営やビジネス知識など裏方の分野まで幅広く学べるのが特長です。海外での活躍を見据えたカリキュラムや、プロチームとのトライアウトなど実践的なチャンスも豊富。
講師は現役のアナリストや解説者、マネージャーなど、業界の第一線で活躍する人ばかりです。リアルな現場の話を通じて、いま求められるスキルや考え方を実践的に学べます。
専門学校東京クールジャパン・アカデミーでは、授業の大半が実習で構成され、日本を代表するプロゲーマーやストリーマーを目指す人に適した環境が整っています。プレイ技術の習得に加え、学内大会の運営や他学科との連携を通じて、企画力やコミュニケーション力も身につくのが魅力。高性能な設備が整った“eスポーツエリア”で実践を積むことで、技術だけでなくチームワークやリーダーシップといったビジネススキルも学べます。
プロゲーマーとして活動する醍醐味は、単に大会で勝つことではなく、「好きなことで生計を立て、自分の存在で業界を盛り上げていける」ところにあります。
特に注目すべきは、世界を舞台に挑戦できるスケールの大きさと、賞金やスポンサー契約による収入の可能性です。実力さえあれば10代でも国際大会に出場し、数億円規模の賞金を手にするチャンスもあります。
また、仲間と切磋琢磨しながら技術と精神力を高め合う環境は、まるでチームスポーツのように充実しており、仲間との出会いは一生の財産にもなります。プレイヤーとしての実績がファンとの交流やSNSでの影響力につながり、応援される喜びをダイレクトに感じられるのも大きな魅力です。
アメリカの高校生という若さで世界大会を制し、一躍スター選手となったプレイヤーです。2019年のフォートナイトというバトルロイヤルゲームの公式大会「World Cup」で優勝し、eスポーツを象徴する存在となりました。その実力だけでなく、配信活動やSNSでのコミュニケーション力も高く、世界的に知名度を高めています。
海外では「Daigo Umehara」の名で親しまれています。神業的な反応速度と先読み力で数々の大会を制し、“世界最強の格闘ゲーマー”の代名詞に。プロライセンスを得る前から数多くの伝説的試合を残しており、現在は解説や著書の出版、イベント出演など多岐にわたって活躍しています。
プロゲーマー・eスポーツプレイヤーに向いているのは、ただゲームが好きなだけでなく、「勝ちたい」という気持ちを原動力に努力を続けられる人です。負けず嫌いで、真剣に取り組む姿勢のある人は、厳しい競技の世界でも大きく成長できます。
この分野では、日々の地道な練習が成果に直結します。操作を磨き、失敗を振り返って改善を重ねる“継続力”が大切です。多くのゲームはチーム戦で行われるため、自分の考えをきちんと伝えられるコミュニケーション力や、仲間の動きを感じ取る力も必要でしょう。
さらに、eスポーツはアップデートや環境変化が頻繁に起こる世界です。新しい戦術を考えるのが楽しいと感じる柔軟な思考の持ち主は、より成長しやすいでしょう。
大好きなゲームにプロとしてどう関わっていきたいかによって、学ぶべきことも、環境も変わります。
ここでは、職種別におすすめの学校を紹介しています。

日本電子専門学校
年2回更新されるオリジナル教材で、現在のゲーム業界で使われている技術を学習。プロと同じ環境で開発を学び、未経験から即戦力のプログラマを目指せます。
授業では年間10作品以上のゲームを制作。1年次から手を動かして制作を経験し、スキル習得とともに就活時のポートフォリオも充実します。

HAL東京
スクウェア・エニックスの時田貴司氏など、企画のプロが直接指導するゼミを開講。
現場で活きるアイデアの引き出し方や企画書作成の能力が身につきます。
有名ゲーム会社と連携し、実際にゲーム制作をする実習あり。実在の企業との制作経験で、企画力を実践レベルまで鍛えます。

日本工学院専門学校
デッサンの授業で基礎画力をしっかりと養いつつ、CG技術だけでなく、ゲームエンジンの操作を学習し、ゲーム開発ツールとの連携を実践的に学べます。
ただのデザイン学習だけでなく、「CGクリエイター検定」資格の取得を支援。スキルを証明する民間資格で、就職にも有利です。