Fラン大学は就職できない?

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就職が近づくほど、「自分の大学名が足かせになるかもしれない」と不安になるのは自然なことです。書類で落ちたときに理由が見えにくかったり、周りがまだ動いていないように感じたりすると、その不安は大きくなります。

ただ、大学名だけで結果が決まるわけでも、何もしなくても何とかなるわけでもありません。大切なのは、不安の正体をほどいて、やることの順番を間違えないことです。

この記事では「Fラン大学は就職できない」と言われる理由と、今からできる対策、そしてゲーム業界を目指すなら検討したい進路を解説します。

1分でわかる!「Fラン大学」からの就活対策
現実

大学名だけで決まるわけではない
「Fラン」は公式な区分ではなく、大学生全体の就職率は公表で98.0%とされています。苦戦する原因として多いのは、大学名そのものより「動き出しの遅れ」や「Webテスト等の基礎対策不足」にあるケースです。

対策

「準備の順番」を守れば挽回できる
不安な時ほど根性論になりがちですが、①就活の軸を決める、②話せる経験(材料)を整理する、③Webテスト対策をする、と正しい順序で進めることが内定への近道です。

進路

ゲーム業界は「作品」が評価軸
ゲーム業界は学歴以上に「何を作れるか」が見られやすいです。大学で制作時間が確保できない場合、実習中心の専門学校で「語れる実績」を作り直すのも、戦略的な選択肢の一つです。

ゲームを仕事にしたいけど
進路に迷っている方へ

この記事の内容を踏まえて、「今の大学のままでゲーム業界に入れるか不安…」と感じたら、まずは業界が求めるスキルや職種を知ることから始めましょう。自分に足りないものが分かれば、打つべき対策が見えてきます。

当メディアでは、企画、プログラミング、デザインなど、“好き”を活かせる仕事を見つけるための情報をまとめています。

Fラン大学は就職できないと感じやすい理由

「就職できない」という言い方は強く見えますが、実際に起きやすいのは、大学名そのものよりも就活の構造上のつまずきです。応募が集中する企業では、選考を回す都合で書類を早めに絞ることがあり、その過程で学歴が影響すると感じる人が出ます。ここがつらいのは、面接に進む前に落ちるため、改善点が見えにくいことです。

次に多い壁が、適性検査やWebテストです。基礎の穴がある状態で問題形式だけ追いかけると点が伸びず、「大学名のせいだ」と結論を急ぎやすくなります。点数が伸びるまでの学習量が想像より必要なケースがあるので、後回しにすると焦りが増えます。

もう一つは、就活の開始が遅れやすい環境です。周囲に危機感が薄いと、「まだ大丈夫」と思っているうちに、ESの締め切りや選考が進み、追いつく負担が増えます。遅れの原因は怠けではなく、「何から始めればいいか分からない」まま時間が過ぎることが多いです。

Fラン大学という言葉の意味と気にしすぎないコツ

まず押さえたいのは、「Fラン大学」という言葉は公式な大学区分ではないことです。入試難易度の文脈では、前年度データの関係で合格可能性50%の偏差値帯が成立せず、ボーダーラインを設定できない場合を「ボーダー・フリー(BF)」とする説明があります。そこから転じて、ネットや会話の中で「入学難易度が低いと見なされた大学」を広めに指す言い方として使われ、線引きは揺れやすくなっています。

ここで大事なのは、そのラベルがあなたの能力を直接決めるものではない点です。就活は、評価される材料を用意した人から前に進みやすい構造なので、大学名に気持ちを持っていかれたときほど、「材料づくり」に意識を戻したほうが立て直しやすくなります。変えられない要素と、今から動かせる要素が混ざっているからこそ、動かせる側に集中するのが現実的です。

大学生全体の就職率から見える現実

「大学生全体としては就職に至る人が多い」という前提は、数字でも確認できます。文部科学省と厚生労働省の公表では、令和7年3月卒業者の就職率(令和7年4月1日現在)は、大学で98.0%とされています。ここから分かるのは、「大学に在籍しているだけで就職が不可能になる」という話ではない、ということです。

同じ公表で、専修学校(専門課程)も99.2%とされています。進路の種類にかかわらず、多くの人が就職という到達点に届いている一方で、どの進路でも「準備の差」が結果の差として表に出やすい、と捉えるほうが安全です。数字は安心材料になりますが、放っておけば通る保証にはならない、という距離感がちょうどいいです。

参照元:文部科学省(https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00022.htm)

Fラン大学でも就職を目指す対策は順番が大切

対策は、根性論よりも「順番」でラクになります。最初にやりたいのは、就活の軸を言語化することです。業界や職種を完璧に決める必要はありませんが、「何を面白いと感じるか」「どんな作業なら粘れるか」「どんな環境だと力が出るか」を短い文章にすると、企業研究や志望動機が薄くなりにくくなります。

次に、ESと面接で語れる材料を作ります。立派な実績が必要というより、経験を「課題に気づいた」「工夫した」「結果が変わった」という流れで説明できるかが効きます。アルバイト、サークル、独学でも、同じ型で整理すると材料になります。「材料がない」のではなく、「素材が未編集」なだけの人が少なくありません。

同時進行で進めたいのがWebテスト対策です。適性検査は企業により形式が異なりますが、代表例としてSPI3は性格検査と基礎能力検査の組み合わせが示されています。毎日少しずつ基礎に戻すほうが、短期詰め込みより安定しやすいです。伸び悩んだときは「時間が足りない」の前に、「基礎の抜け」を疑って戻ると、原因が整理しやすくなります。

最後に、支援を使うことを予定に組み込みます。大学のキャリアセンターに加えて、国の支援として新卒応援ハローワークがあり、ESや履歴書の作成支援、面接対策などを無料で受けられると案内されています。相談は弱さではなく、進め方の技術です。行く前は気が重くても、詰まっている点を言葉にすると、次の一手が見えやすくなります。

参照元:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html)

参照元:SPI3公式サイト(https://www.spi.recruit.co.jp/t_99/)

Fラン大学からゲーム業界を目指すときに知っておきたいこと

ゲーム業界は、開発だけでなく、開発サポート、周辺機器、流通、情報発信など幅広い仕事で成り立っています。CESAのリリースでは、国内ゲーム産業全体の就業人口を約20万人と推定しています。ゲームに関わる仕事の入口は一つではない一方で、職種ごとに求められる準備は変わります。

また、ゲーム開発者を対象にしたCESAの調査サンプルでは、最終学歴として「大学卒業」に次いで「専門学校卒業」の割合も一定数あることが示されています。これは「どちらが上か」という話ではなく、ゲーム領域では学び方のルートが複線的になりやすい、という理解につながります。大学在学中でも、作品づくりや発信、チーム制作の経験を積む人が評価されやすくなるのは、職種を問わず「語れる材料」が必要だからです。

ここで現実的なポイントは、ゲーム領域は「学んだこと」を説明しやすい形に整えるほど、就活で迷子になりにくい点です。何を作り、何を工夫し、どんな反応があり、次にどう改善するか。この流れを言葉と成果物で示せると、大学名への不安が強い時期でも、評価軸を自分で持ちやすくなります。

参照元:CESA(https://www.cesa.or.jp/uploads/2025/release_game_industry_report2025.pdf)

参照元:CESA(https://www.cesa.or.jp/uploads/2025/info20250120-1.pdf)

ゲーム専門学校を検討したい人が増える理由

ゲーム業界を目指すとき、「大学で幅広く学ぶ」選択は悪くありません。ですが、授業が職業に直結しにくい分、自分で深さを足さないと、準備が薄くなりやすい面もあります。ここでゲーム専門学校を検討する人が増えるのは、学ぶ内容を最初から制作と就職に寄せやすいからです。

制度面でも、専修学校の専門課程には、文部科学省が所定の要件を満たす課程を「職業実践専門課程」として認定する仕組みがあります。業界と連携した実習やカリキュラムの改善など、職業に結びつける設計を取りやすい枠組みとして説明されています。さらに、一定の修業年限や総授業時数などの要件を満たすと「専門士」の称号を付与できることも示されています。進路を考えるとき、こうした制度の有無は「学びが実務に寄るか」を見分ける手がかりになります。

もちろん、専門学校に行けば自動的に決まる、という話ではありません。ただ、ゲームに関わる仕事を目指すなら、制作物や学習の履歴を筋道立てて積み上げる必要があり、そのための環境を最初から選ぶのは合理的です。大学在学中に「このままだと準備が薄い」と感じるなら、まずはゲーム専門学校のカリキュラムや卒業までの制作量、就職支援の範囲を具体的に比較してみると、判断が感情から事実に戻りやすくなります。

まとめ

「Fラン大学は就職できない」と不安になるのは、就活の構造上、書類やテストでつまずくと理由が見えにくいからです。一方で、大学生全体の就職率は高く、大学にいるだけで詰む話ではありません。差がつくのは、準備の早さ、基礎の穴、語れる経験の有無として表に出やすい部分です。

ゲーム業界を目指すなら、学歴よりも「何を作り、どう改善し、どう説明できるか」に意識を戻すほど、就活の勝ち筋が見えやすくなります。その土台を作りやすい環境として、ゲーム専門学校を比較検討するのは自然な流れです。いま不安が強いほど、大学名で結論を出すのではなく、準備を積める進路を事実ベースで選ぶことが、気持ちを前に進めます。

なりたい職種で選ぶ
東京都内のゲーム専門学校3選

大好きなゲームにプロとしてどう関わっていきたいかによって、学ぶべきことも、環境も変わります。
ここでは、職種別におすすめの学校を紹介しています。

プログラミングを
ガチでやりたい!
ゲームプログラマを目指すなら
ゲームプログラマ
目指すなら

日本電子専門学校

日本電子専門学校
引用元:日本電子専門学校公式HP
(https://www.jec.ac.jp/course/game/cz/)
  • ”今”業界で必要な技術を学ぶ

年2回更新されるオリジナル教材で、現在のゲーム業界で使われている技術を学習。プロと同じ環境で開発を学び、未経験から即戦力のプログラマを目指せます。

  • 年間10本のゲーム制作を実践

授業では年間10作品以上のゲームを制作。1年次から手を動かして制作を経験し、スキル習得とともに就活時のポートフォリオも充実します。

売れるゲームを
考えたい!
ゲームプランナーを目指すなら
ゲームプランナー
目指すなら

HAL東京

HAL東京
引用元:HAL東京公式HP
(https://www.hal.ac.jp/tokyo)
  • ゲーム企画のプロが指導

スクウェア・エニックスの時田貴司氏など、企画のプロが直接指導するゼミを開講。
現場で活きるアイデアの引き出し方や企画書作成の能力が身につきます。

  • プロと同じ流れで制作を実践

有名ゲーム会社と連携し、実際にゲーム制作をする実習あり。実在の企業との制作経験で、企画力を実践レベルまで鍛えます

魅力的なキャラを
作りこみたい!
CGデザイナーを目指すなら
CGデザイナー
目指すなら

日本工学院専門学校

日本工学院専門学校
引用元:日本工学院専門学校公式HP
(https://www.neec.ac.jp/department/design/cgmovie/)
  • 画力とCGの実践スキル

デッサンの授業で基礎画力をしっかりと養いつつ、CG技術だけでなく、ゲームエンジンの操作を学習し、ゲーム開発ツールとの連携を実践的に学べます。

  • 資格を取得しながら学べる

ただのデザイン学習だけでなく、「CGクリエイター検定」資格の取得を支援。スキルを証明する民間資格で、就職にも有利です。

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